設立趣意設立趣意

中国では65歳以上の人口が2億人に達しました。30年以上継続してきた一人っ子政策による少子化の進行もあり、2020年~30年には全人口に占める65歳以上の割合が14%を超える『高齢社会』に突入します。中国政府は『高齢化の加速と医療資源の不足は、今後直面する大きな課題』と認識しており、急激な経済発展に伴う医療ニーズの高まりもあり、医療・介護業界は急激な成長が見込まれます。また日本は『高齢社会』に入って40年以上経ち、医療・介護業界で培ってきた日本式ノウハウが中国の大きな課題の解決策の一つとなると中国政府に期待されています。

日本では、『日本再興戦略 2016年』(平成28年6月閣議決定)において、日本の優れた医療技術・サービスの国際展開を促進される旨が明記されており、経済成長を図る上での重点施策の一つに位置付けられています。

市場が横ばいとなっている日本市場に比べ、中国の医療・介護関連市場は急速に拡大しています。特に、中国富裕者層の増加により、日本の高品質な医療・介護ビジネスは中国市場で有望であるものの、日本と中国の間には、文化だけでなく、ビジネス手法・制度などの問題で日中間の企業連携を阻害している現状があります。

こうした現状を踏まえ、我々は一般社団法人日中医療福祉交流協会を設立し、医療及び介護に関する技術や情報を中国に提供することにより日中両国の友好を図り、中国の人々の福祉の向上に寄与すること目的とし、これから中国とのビジネス展開や拡大を考えられている医療・福祉関連企業様に対してご支援したいと考えております。

■ 一般社団法人 日中医療福祉交流会の主な事業

  1. 日本と中国の医療及び介護等福祉に関する交流事業
  2. 医療及び介護等福祉に関する人材育成事業
  3. 中国への医療技術及び介護技術等の移転支援事業
  4. 医療機器及び介護機器に関する情報提供
  5. 医療及び介護に関する情報収集
  6. 医療及び介護等福祉に関するコンサルタント
  7. 医療及び介護に関するポータルサイトの運営

ぜひ当法人の設立趣旨をご理解いただき、ご支援ご厚情を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

一般社団法人 日中医療福祉交流協会

代表理事 柴崎 利雄

代表理事 柴 永光